以下が、今日注目すべき3つのポイントである。
1. 小売売上高悪化の後の、米ミシガン大消費者信頼感指数
昨日の、12月小売売上高は大幅マイナスとなり、市場へのサプライズとなった。
日本時間16日午前0時に、ミシガン大学は2月の消費者信頼感指数を発表する。
米ミシガン大消費者信頼感指数の市場予想は、93.3にやや上昇するとされている。米ミシガン大消費者期待指数と 米ミシガン大消費者現況指数も同様に上昇すると考えられている。
また、日本時間午後10時30分には NY連銀製造業景況指数(2月)が公表されるが、7.1に上昇すると予想されている。
2. ペプシコの決算発表
また、ペプシコ (NASDAQ:PEP) の決算が今日の市場開始前に控えている。昨日のコカ・コーラの決算では、弱い業績見通しを嫌気され大幅安となった。
市場予想では、EPSは1.49ドル、売上高は195億ドルとみられている。
ペプシはコーラより、スナック菓子の売上が焦点となるだろう。また、投資家は、新しいペプシコCEOのラモン・ラグアルタ氏の方針にも注目している。
ペプシは、UBSの格付けで中立、プライスターゲットは123ドルとなっている。
また、農業機械・建設機械メーカーのディア・アンド・カンパニー(NYSE:DE)も今日の市場前に決算報告を控えている。
ディア・アンド・カンパニーは、米中間の貿易戦争の影響が焦点だ。市場予想では、EPSは1.77ドル、売上高は68億5000万ドルとなっている。
3. エヌビディアの決算を受けた株価動向
GPU用半導体製造で最大手のエヌビディアの決算結果は、今日の米国市場のテック株を支えるだろう。
エヌビディアの決算はEPS0.8ドル(予想:0.71ドル)、売上高22億1000万ドル(予想:23億ドル)でどっちつかずであったが、19年2月ー20年1月期の売上高見通しは、アナリスト予想を上回っていたことが好感され急伸した。
エヌビディアは (NASDAQ:NVDA)は、時間外取引で約8%上昇していた。