米国市場:本日注目の3つのポイント
以下が、今日注目の米国市場の3つのポイントだ。
1. 個人支出と個人所得
政府機関閉鎖の影響で28日に遅れて発表された 米GDPと同様に、遅れて個人支出や個人所得の発表が行われる。
日本時間午後10時30分に、12月の個人所得と支出と同時に、1月の個人所得に発表される。
12月個人支出の市場予想は、0.2%減とみられている。
一方、12月の市場予想は0.5%増で、1月個人所得の0.3%増である。
また、FRBが注視するコアPCE物価指数(12月)は0.2%増と予想されている。この指数では価格変動が大きい食品やエネルギー製品を除いている指数である。
2. ISM製造業PMI、ミシガン大消費者信頼感指数
製造業の景況感や、消費者信頼感を測る指標も控えている。
全米供給管理協会(ISM)は、日本時間2日午前0時に2月製造業PMIを発表する。
ISM製造業PMI(2月)の市場予想は、55.5に低下すると見られている。PMIが50を超えており、景気拡大局面ではある。
同時に、2月ミシガン大学は消費者信頼感の確報値を発表する。
ミシガン大学消費者信頼感指数(2月)は市場では95.8になると予想されており、これは速報値よりやや高い。一部政府機関閉鎖は1月末に解除され、消費者信頼感は回復しただろうと、チーフエコノミストは語った。1月では91.2まで低下し、これは2年ぶりの低水準であった。
3. フット・ロッカーの決算報告
フット・ロッカー (NYSE:FL)は1日の市場開始前に第4四半期の決算報告を控えている。
市場予想では、EPSは1.40ドル、売上高22億ドルとみられている。
米調査会社ピボタル・リサーチ・グループは、フット・ロッカー株を「買い」から「中立」に格下げし、目標価格を64ドルとしている。
ピボタル社は、フット・ロッカーの決算は堅いと踏んでいるが、第4四半期の既存点売上高は、還付税額が遅れ、さらに減額されていることによって悪影響が出ている可能性があると述べる。