28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:米中貿易交渉や英国のEU離脱の動向を見極め■前場の注目材料:ビックカメラ、2Q営業益130億円との観測 減益幅縮小■京セラ、関西電力と新会社、家庭用太陽光発電を促進■米中貿易交渉や英国のEU離脱の動向を見極め28日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
27日の米国市場では、1月貿易収支で赤字幅が予想以上に縮小したことが材料視されたが、引き続き長期金利の低下で長短金利の逆転がさらに広がるとの警戒感からNYダウは32ドル安となった。
また、AMDが3%を超える下落となったほか、マイクロン・テクノロジーが2.7%安と半導体株の軟調さが目立っている。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比190円安の21190円。
円相場は1ドル110円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行の相場展開となろう。
ただし、米中貿易交渉や英国のEU離脱の動向を見極めたいとの思惑もあり大きく売り込む流れにはならず、売り一巡後はこう着といったところであろう。
また、長短金利の逆転に伴う景気後退懸念が根強いようだが、ダラス地区連銀総裁は利下げの是非を検討する前に「ある程度の規模および期間にわたり逆イールドを目にする必要があるとし、現時点ではそのどちらも現れていない」と話したと報じられている。
過度なリセッションに対する警戒も見極めが必要であろう。
その他、英国ブレクジッドについては、メイ英首相は与党・保守党の非公式会合で、自身がまとめたEU離脱案が議会で承認されれば首相から退く考えを示したと伝えられており、こちらも決着を見極めたいところである。
米半導体株の下落影響から日経平均の戻りは期待しづらいところではあるが、ディフェンシブ系への物色など、新年度相場を意識した押し目拾いも期待したいところであろう。
その他、昨日はマザーズ指数が強い値動きをみせていた。
アンジェス (T:4563)のインパクトが大きいとはみられるが、マザーズ指数は上値抵抗として意識されていた950Ptレベルを突破してきている。
トレンドが強まってくるなか、個人主体の物色が活発化してくることが期待されそうである。
■ビックカメラ、2Q営業益130億円との観測 減益幅縮小ビックカメラ (T:3048)の第2四半期の営業利益が130億円弱となったようだとの観測が報じられている。
従来予想(123億円)から減益幅が縮小する。
また、コンセンサス(121億円程度)を上回っている。
「ペイペイ」の還元キャンペーンで家電の販売が伸びた。
■前場の注目材料・米長期金利は低下・米中貿易戦争終結への期待感・日銀のETF購入・京セラ (T:6971)関西電力 (T:9503)と新会社、家庭用太陽光発電を促進・LINE (T:3938)メルカリ (T:4385)とスマホ決済で提携、加盟店連携・凸版印 (T:7911)BツーC事業統合、「地図検索」と「電子チラシ」・ヤマハ発 (T:7272)電動化推進、2輪・マリン分野、新興市場も深耕・MTG (T:7806)六本木に「SIXPAD STATION」2号店、国内外5000店展開へ☆前場のイベントスケジュール・特になし
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