5日のマザーズ指数は反発となった。
前日の米国株式市場では、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は6日ぶりに小幅安となった流れから、テクノロジー関連の多いとされるマザーズ市場には朝方からやや利益確定の動きが優勢であった。
その後は、「米国で貿易協議で大幅な進展」との中国メディアによるニュースヘッドラインが伝わり始め、個人投資家によるセンチメントが改善した流れから前引けにかけてマザーズ指数はプラスに転じ、この日の高値をつけた。
後場は、3月雇用統計発表を控え様子見ムードも見られ、前日終値を挟んでの推移が続いた。
なお、売買代金は概算で1169.79億円。
騰落数は、値上がり166銘柄、値下がり103銘柄、変わらず13銘柄となった。
値上がり率上位には、高尿酸血症モデル動物に関する発明で特許登録をしたことが前日から好感されているフェニックスバイオ (T:6190)が連日ストップ高まで買い進まれ、リボミック (T:4591)もストップ高比例配分、2ケタ上昇となったDELTA-P (T:4598)などが続いた。
リボミックは、大正製薬ホールディングス (T:4581)傘下の大正製薬との共同研究の結果、得られたアプタマーに変形性関節症の新規治療薬候補となる可能性が示されたと発表している。
売買代金上位では、窪田製薬ホールディングス (T:4596)、そーせい (T:4565)、ロゼッタ (T:6182)、HEROZ (T:4382)が上昇。