日経平均は3日続伸。
連休明けとなった22日の米国市場ではNYダウが48ドル安と反落する一方、ナスダック総合指数は続伸するなど高安まちまち。
本日の日経平均は23円高でスタートしたが、朝方には22119.94円(前日比97.96円安)まで下落する場面があった。
ゴールデンウィークの大型連休を前に、直近で値上がりしていた値がさ株などに利益確定の売りが出た。
ただ、国内でも主要企業の決算発表が始まることから様子見ムードが強く、売り一巡後の日経平均は前日終値近辺でこう着感を強め、引けにかけてやや強含んだ。
大引けの日経平均は前日比41.84円高の22259.74円となった。
東証1部の売買高は9億9523万株、売買代金は1兆9461億円だった。
業種別では、鉱業、石油・石炭製品、陸運業が上昇率上位だった。
一方、その他製品、パルプ・紙、繊維製品が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の58%、対して値下がり銘柄は36%となった。
個別では、かんぽ生命保険 (T:7181)が9日ぶりに反発し3%を超える上昇。
本日は株式売出しの受渡日だった。
ソフトバンクG (T:9984)やトヨタ自 (T:7203)は小高く、大和ハウス (T:1925)は大幅続伸。
米国によるイラン産原油の禁輸を受けて原油先物相場が上昇し、国際帝石 (T:1605)などは大きく買われた。
業績観測報道が伝わった富士電機 (T:6504)も買い先行。
また、業績上方修正のCEHD (T:4320)が東証1部上昇率トップとなった。
一方、売買代金トップの任天堂 (T:7974)や楽天 (T:4755)が4%前後の下落。
楽天は新規参入する携帯電話サービスの料金に関する社長発言をマイナス視する向きがあったようだ。
ファーストリテ (T:9983)、安川電 (T:6506)も軟調ぶりが目立ち、日経平均の下押し役となった。
昭電工 (T:4004)や東海カーボ (T:5301)といった黒鉛電極関連株は米同業の株価急落を受けて売りがかさみ、第1四半期決算とともに業績下方修正を発表したコクヨ (T:7984)が東証1部下落率トップだった。