本日の米国株式市場で注目の3ポイントは以下の通りだ。
1. PPI, コアPPIは0.2%上昇見込み
本日発表される経済指標に熱い視線が注がれる。中でも、直近の卸売物価データに注目だ。
日本時間午後9時30分、米国労働省が4月の生産者物価指数(PPI)を発表する。
PPIと食品・エネルギー価格を除外したコアPPIはともに先月から0.2%の上昇が見込まれている。
同時に発表される週次新規失業保険申請件数は21万5000件まで減少する見通しだ。
2. ディズニーの好決算
売上高・純利益ともに予想を上回る決算を報告したディズニーが、本日のダウ全体を押し上げるだろう。
映画「アベンジャーズ:エンドゲーム」の成功と11月リリース予定の動画配信サービス「Disney+」への期待を受け、同社の第2四半期決算は好調なものとなった。
決算報告後の時間外取引時で株価は1%の高値を付けた。好材料が揃っていることを考慮すると当然の結果と言える。なお、同株価は先月17%以上上昇した。
本日の寄付き前に決算報告を発表するのはデューク・エナジー(NYSE:DUK)、カーディナルヘルス(NYSE:CAH) 、そしてドクターペッパー・スナップル・グループ(NYSE:KDP)だ。
3. パウエル氏発言要旨
ジェローム・パウエルFRB議長の発言にも注目が集まりそうだ。日本時間9日午後9時30分、パウエル議長がFRB議会で開会の辞を述べる。
日本時間10日午前2時15分、同議会にてシカゴ連邦準備銀行総裁のチャールズ・L・エヴァンス氏が発言する。
日本時間午後11時45分、アトランタ連邦準備銀行最高経営責任者のラファエル・ボスティック氏が金融政策ならびにルイジアナバンカーズアソシエーション(LBA)の第119回年次会議の見通しについて発言する。