
15日の株式相場は、トランプ米大統領が自動車・同部品に対する関税引き上げを遅らせる考えを発したことを受け、2日続伸した。これは、米中間の貿易関係良好化の兆しと見られている。
NYダウ平均株価 (DJI)は0.45%上昇、米S&P 500 (SPX)も0.58%上昇、ナスダック総合 (IXIC)は1.13%上昇した。
米国政府は欧州・日本から輸入する自動車に対しての関税引き上げを進めないとの期待から、自動車関連株は低迷基調を脱し上昇。株式市場全体もその動きに続き回復した。
フォード・モーター (NYSE:F)、ゼネラルモーターズ (NYSE:GM)、フィアット・クライスラー・オートモービルズらは15日約1%高となった。
百貨店大手メイシーズ・インク(NYSE:M)は一時上昇を見せたものの、同社が米中間貿易関係悪化の煽りを受けるとの考えを発し、一般消費財セクターの上昇に水を差す形となった。同社株は、決算が市場予測を上回り4%高となった後、0.5%安の終値となった。
一方でアリババ (NYSE:BABA)は、クラウド事業の売上高が76%成長し第4四半期決算が売上・利益共に予測を上回り、株価は上昇した。
資本財セクターでは、ボーイング (NYSE:BA)が0.8%高となった。これは、連邦航空局(FAA)が来週にもボーイング737MAXの修正版ソフトを受領する予定だと述べたことを背景としている。同社株は今四半期で9.45%の下落しているものの、1年間で7.1%の上昇となっている。
エネルギー株も上昇基調であった。中東の緊張の高まりによる世界的な原油供給量への影響懸念が、米国の原油貯蔵量が予想を上回っている影響を打ち消したことが背景にあると考えられる。
アマゾン (NASDAQ:AMZN)は、バークシャーハサウェイ (NYSE:BRKa)が同社株を9億400万ドル保有していたことが政府報告書類から明らかになった数時間後、更に上昇した。
米中間貿易摩擦の悪化により両国の経済が悪化するのではないかという懸念に加え、工業データも芳しくなく、当面の経済状況は決して良くはない。
Hedge Fund Economics社は「経済指標はこの数ヶ月自動車関連指標の影響でボラティリティが高い状態が続いているが、全体としては非常に悪化してきている。製造業は特に輸出産業だが、統計データから推測される以上に悪化している」と述べている。
コティ(NYSE:COTY)、プログレッシブ (NYSE:PGR)、アルファベット(NASDAQ:GOOGL) らが15日の取引でのトップパフォーマーであった。
アジレント・テクノロジー(NYSE:A)、チャールズ・シュワブ(NYSE:SCHW) 、トランスダイムグループ(NYSE:TDG)らが15日の取引でのワーストパフォーマーであった。
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