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本日の米国株式市場で注目の3ポイントは以下の通りだ。
1. 新築住宅販売件数は減少か
次々と住宅市場関連の指標が発表されているが、次は新築住宅販売の数値が発信される。
米商務部は新築住宅販売を日本時間午後11時に発表する。
市場予想では、新築住宅販売 対前月比は2.8%減で、年間の新築住宅販売戸数は675,000件に上るとみられている。
日本時間午後10時45分では、マークイットPMIの発表が予定されている。
市場予想では製造業PMIは微減し52.5となり、サービス業PMIは微増し53.2となる見込みだ。
そして日本時間午後9時30分には週次の失業保険申請件数が発表される。
失業保険申請件数は 215,000件に微増した。
2. ベスト・バイは小売業決算の勢いを維持する見立て
今週小売業決算が注目を集めているが、23日も注目の決算報告が続く。
家電量販店ベスト・バイ(NYSE:BBY)の予想四半期EPSは87セントで、予想売上は91億ドルを超えるとみられている。
同社の業績見通しでは0%~1%の売上成長が見込まれていたが、その最大値である1%の成長が予想されている。
4月にはジェフリーズ社が、同社格付けを「中立」から「買い」に引き上げており、同社顧客の過程でコンサルティングサービスを提供する「インホームアドバイザーサービス」に期待を寄せている。
ジェフリーズ社はベスト・バイ株の目標株価を88ドルに設定した。
他にもコストコのライバルである会員制卸売店のビージェイズ・ホールセール・クラブ(NYSE:BJ)の決算報告や、医療機器メーカーのメドトロニック(NYSE:MDT)の決算報告も控えている。
3. FOMCメンバー4名の発言に注目
最新のFOMC議事要旨が23日発表され、インフレ低下に対して利下げは行われないだろうという市場の見方を強める形となった。
だが利下げに消極的な姿勢がいつまで続くのかというのが気になるところだ。FRB金利モニターツールが観測するCMEグループのフェデラルファンド30日先物は、12月のFOMC会合終了後68%の確率で利下げを行うと市場が判断していることを示している。市場は年末の動きに懸けているようだ。
FRBメンバーの中でも意見は分かれている可能性がある。FRBメンバーの内4人の発言が控えている。
ダラス地区連銀のカプラン総裁、 リッチモンド地区連銀トーマス・バーキン総裁、アトランタ地区連銀ボスティク総裁、 サンフランシスコ地区連銀メアリー・デイリー総裁らは、質疑応答への参加が日本時間24日午前2時に予定されている。
イベントは、ダラスで開かれる「テクノロジーによる破壊的創造:ビジネス、雇用市場、金融政策への示唆」というカンファレンス内で行われる。