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TKP Research Memo(7):ハイグレード施設への積極出店や宿泊研修施設の拡充などに一定の成果

発行済 2019-05-24 15:07
更新済 2019-05-24 15:21
© Reuters.  TKP Research Memo(7):ハイグレード施設への積極出店や宿泊研修施設の拡充などに一定の成果

■ティーケーピー (T:3479)の主な活動実績1. 高付加価値グレード施設の積極的な出店高品質及び高機能のグレードを求める需要が高まるなかで、料飲等売上を伴う高付加価値グレード(上位3グレード)の拠点増強に積極的に取り組んだ。

特に、「TKPガーデンシティPREMIUM田町」などのランドマーク的な新築ビルや利便性の高い機能的なオフィスビルへの出店を強化するとともに、埼玉や宮城、広島、岡山といった東京以外のエリアでも積極的に出店した。

また、「CIRQ新宿」や「TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口」を始めとした商業ビルへの出店も加速。

その結果、2019年2月期末の拠点数は243拠点(前期末比25拠点増)、会議室数は2,137室(同279室増)と2,000室を超える水準へと大きく拡大した。

また、2020年2月期に入ってからも、「TKPガーデンシティPREMIUM池袋」※や「TKPガーデンシティPREMIUM広島駅北口」、同社最大となる78室(5,712席)を有する「TKP新橋カンファレンスセンター新館」を開業した。

※西武鉄道(株)グループが開発中の最新鋭大型オフィスビル「ダイヤゲート池袋」(西武鉄道の旧本社ビル跡地)内に出店。

2. 宿泊研修施設の拡充及びホテル開発の進捗2018年4月より運営を開始した大型宿泊研修施設「レクトーレ葉山 湘南国際村」※1が順調に立ち上がるとともに、「アパホテル〈TKP京急川崎駅前〉」(2018年6月)、「アパホテル〈TKP仙台駅北〉」(2018年10月)、「ファーストキャビンTKP市ヶ谷」(2018年11月)※2をオープン。

特に、総客室数160室を有する「レクトーレ葉山 湘南国際村」は既に黒字化を達成しているが、大型であるがゆえに対応できる法人需要を取り込み、足元でも好調に推移しているようだ。

また、アパホテルについてもおおむね100%稼働が続いている。

2019年2月期末の施設数は、レクトーレ(9拠点)、石のや、アジュール竹芝、アパホテル(7拠点)、ファーストキャビン(2拠点)の合計20拠点に上る。

また、2020年2月期以降の開業に向けてアパホテル3拠点※3が開発中であるため、2020年にすべてが完成すると全国に10拠点を運営するアパホテル最大のフランチャイジーとなる見通しである。

※1 湘南国際村内で、公益財団法人日本生産性本部が建築し、帝国ホテル (T:9708)グループへ運営を委託していた「IPC生産性国際交流センター」を同社が取得し、運営を開始したもの。

敷地面積は約12,000坪、総客室数160室を有する大型の施設である。

※2 「TKP市ヶ谷ビル」の本館と別館をコンバージョンし、会議室併設型コンパクトホテルとなっている。

※3 博多東比恵駅前(2020年2月開業予定)、福岡天神西(2020年5月開業予定)、上野広小路(2020年6月開業予定)の3拠点を開発中。

3. 商業施設への展開2017年11月に資本業務提携契約した大塚家具(ショールーム)への出店をスタートし、2018年3月に大塚家具新宿ショールーム内8Fフロアをイベントホール「CIRQ新宿」としてオープンすると、2018年4月には大塚家具仙台ショールーム内7F・8Fフロアを「TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口」として運用を開始した。

特に、「TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口」はオープン2ヶ月目で大幅な黒字化を達成しており、同社の戦略、すなわち、駅前好立地な商業施設における店舗スペースの有効活用(及びビル全体の最適化) が狙いどおりの成果を出していると評価できる。

また、下期に入ってからも、2018年9月にNTTクレド岡山ビル※1、2018年12月には丸井今井札幌本店南館※2へ出店。

今後もECの普及により余剰となった店舗スペースを割安に仕入れる機会が増える可能性があり、商業施設への展開にも取り組む。

これまでにない用途での利用(物販を伴う大型イベントの開催等)が可能となるとともに、ビルの他テナントとの相乗効果も狙っていく戦略を描いている。

※1 クレド岡山は、繁華街である表町地区に近接するビジネス・商業を融合した地下2 階地上21階の複合型商業施設で、多様な生活文化を創造する岡山のランドマークとなっている。

※2 丸井今井札幌本店南館は地下2階〜4階を(株)丸善ジュンク堂書店が運営しており、会議や研修で集まるビジネス顧客層と書店の相乗効果も期待できる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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