*この記事は27日に配信しました。
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 4241.01(‐11.56)
前営業日終値 4252.57(‐27.41)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 4776.47(‐24.09)
前営業日終値 4800.56(‐35.45)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3129.73(‐33.37)
前営業日終値 3163.10(‐21.66)
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<ロンドン株式市場> 続落。中国人民銀行(中央銀行)の金融安定に関する報告書が
悪材料となり鉱山株などに売りが出た。一方、小売株は逆行高となった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は年初からは4.4%安、3月安値からは22.5
%高。
この日発表された5月の米消費支出は、政府による景気対策の効果で2月以来の増加と
なった。同統計を受け相場は上昇する場面もみられた。
キャピタル・スプレッズのセールス部長、アンガス・キャンベル氏は「足元、相場の力
は長続きしないことが再度証明された格好で、市場にはまだ相当基調的な弱さが存在して
いるといえる」と指摘。出来高もやや枯渇しており、今後は様子見姿勢のなか下落基調が
目立つのではないか、と述べた。
中国人民銀行は、金融危機が中国の消費拡大に向けた勢いを鈍らせる可能性があると指
摘。これを受けて鉱山株が軟調となった。
リオ・ティント
ソーセズ
石油株は一時上昇していたものの、原油が70ドルを割り込んだことで下げに転じた。
BP
オイル
スイスの銀行大手UBS
との見通しを示すとともに、38億スイスフラン前後の自己資本を調達する計画を明らか
にした。UBSは5%超下落。バークレイズ
ータード(スタンチャート)
一方、小売株は逆行高。ジョン・ルイス[JLP.UL]は、父の日の売り上げが好調だったこ
となどから週間の百貨店売上高が上半期で最高になったと明らかにした。マーク&スペン
サー
<欧州株式市場> 続落。仏サノフィ・アベンテイス
た。商品(コモディティ)株は原油・金属価格が下落したことを受け連れ安となった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.12ポイント(0.13%)安
の844.59。ザラ場の高値は856.74。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は12.41ポイント(0.52%)安
の2389.91。
コメルツ銀行のピーター・ディクソン氏は「寄り付きは堅調だったがその後値崩れした。
要因の判断は難しい。米市場が軟調となったことに若干反応した可能性もある。利益確
定売りが見られた」と述べた。
医薬品株ではサノフィ・アベンテイスが8.1%安。同社の主力製品である糖尿病治療
薬ランタスの安全性が引き続き懸念され、前日から下げ幅を拡大した。ノボ・ノルディス
ク
エネルギー株ではBP
銅価格
銀行株はまちまち。スイスのUBS
が赤字となるとの見通しを示したほか、38億スイスフラン(35億ドル)前後の増資計
画を明らかにした。
HSBC
ド(RBS)
[東京 27日 ロイター]