4日の東京市場でドル・円は下げ渋り。
前日の弱い米経済指標を受けじり安となった後、日本株高を受けた円売りがドルを押し上げた。
米独立記念日に伴う休場で薄商いのなか、前日発表された米国の低調な経済指標から明日の雇用統計の悪化に思惑が広がった。
ドル・円は、107円80銭付近で寄り付いた後、107円71銭まで値を弱含んだ。
その後は日本株が前日の米株高を受け堅調地合いとなり、円売りによりドルは一時107円84銭まで切り返す場面もあった。
ただ、上海総合指数が下げに転じ、円売り縮小を受けドルは夕方にかけて上値の重い展開に。
なお、ユーロ・円は121円57銭から121円70銭のレンジ内でもみ合った。
また、ユーロ・ドルは1.1278ドルから1.1295ドルまで上昇後は売りに押され失速した。
・17時時点:ドル・円107円80-90銭、ユーロ・円121円60-70銭・日経平均株価:始値21740.93円、高値21755.63円、安値21672.50円、終値21702.45円(前日比64.29円高)【要人発言】・中国商務省「米国と中国の通商担当チームが接触」「米中通商合意が締結された場合、関税は撤廃されるべき」【経済指標】・豪・5月小売売上高:前月比+0.1%(予想:+0.2%、4月:-0.1%)・スイス・6月消費者物価指数:前年比+0.6%(予想:+0.5%、5月:+0.6%)