日経平均は反発。
26日の米国市場でNYダウは反発し、269ドル高となった。
トランプ大統領が中国との貿易協議の再開に前向きな姿勢を示し、米中摩擦への警戒感が和らいだ。
円相場は一時1ドル=106円台まで円安方向に振れ、本日の日経平均は買い戻し先行で206円高からスタートすると、前場には20529.94円(前日比268.90円高)まで上昇する場面があった。
しかし円相場が強含みとなったうえ、米中協議の先行きに対する懸念も根強く、積極的に上値を追う動きは限られた。
大引けの日経平均は前日比195.04円高の20456.08円となった。
東証1部の売買高は10億4296万株、売買代金は1兆7695億円だった。
業種別では、ゴム製品、その他製品、情報・通信業が上昇率上位で、その他も全般堅調。
保険業と水産・農林業のみ下落した。
東証1部の値上がり銘柄は全体の69%、対して値下がり銘柄は26%となった。
個別では、ソフトバンクG (T:9984)やファーストリテ (T:9983)が堅調で、この2銘柄で日経平均を約64円押し上げた。
その他売買代金上位では任天堂 (T:7974)、トヨタ自 (T:7203)、ソニー (T:6758)などがしっかり。
一部証券会社のレーティング引き上げが観測されたSUBARU (T:7270)は5%近い上昇。
パチスロ新機種への期待が高まったセガサミーHD (T:6460)も大きく買われた。
また、トップ人事を発表した経営再建中の曙ブレーキ (T:7238)が東証1部上昇率トップとなった。
一方、傘下のリクルートキャリアが個人情報保護委員会から是正勧告を受けたリクルートHD (T:6098)が軟調。
東京海上 (T:8766)、新生銀、資生堂 (T:4911)は小安い。
このところ賑わっていた中小型株に利益確定の売りが広がり、enish (T:3667)やチャームケア (T:6062)、KLab (T:3656)が東証1部下落率上位に顔を出した。