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ダイナック Research Memo(2):サントリーグループの外食産業の中核企業として発展

発行済 2019-09-03 15:02
更新済 2019-09-03 15:21
ダイナック Research Memo(2):サントリーグループの外食産業の中核企業として発展

■会社概要1. 沿革ダイナックホールディングス (T:2675)は1958年、(株)壽屋(現サントリーホールディングス(株))、東京會舘 (T:9701)、(株)三和銀行(現(株)三菱UFJ銀行)などにより、飲食店の経営等を目的に「株式会社新宿東京会館」として設立された。

創業からしばらくは新宿の本館(現京王フレンテ新宿三丁目)を中心に業容拡大を図った。

本館では結婚式場や各種宴会場、グリル、コーヒーショップ等複数の業態が営業され、現在の多業態展開の基礎は開業当初からあったと言える。

また、結婚式場や宴会場の運営は現在のケータリングビジネスにつながっている。

後述するように同社は受託ビジネスの拡大に注力しているが、この歴史も直営ビジネス同様に長い。

創業間もない時期から病院・区役所・学校等の食堂の運営を受託したほか、現在の受託ビジネスの中核であるゴルフクラブレストランについても、第1号案件として1961年に熊谷ゴルフクラブレストランの運営を受託した。

1975年に同社は東京赤坂のサントリービル内に5店舗を出店したが、これに象徴されるように同社とサントリー(株)(1963年に壽屋から商号変更)との関係は着実に深まっていた。

そのサントリーは、子会社に(株)サントリーレストランシステムを有していた。

サントリーレストランシステムは1963年、サントリー直営飲食店の統括管理及び経営指導を目的に、寿共栄(株)として大阪に設立された。

関西を拠点に直営バー・レストランの運営を行うほか、関西圏のゴルフクラブレストランの運営受託でも業容を拡大させていた。

同社は1979年2月にサントリーの100%子会社となるが、以降は、サントリーグループにおける外食事業の中核企業としてのポジショニングを生かして、出店エリアの拡大(横浜、銀座、有楽町など)や新業態の開発(「ワインハウス」「ティキティキ」等)を加速させた。

その後1988年に、サントリーレストランシステムを吸収合併するとともに商号を「株式会社ダイナック」へと変更した。

両社はそれぞれ営業地盤が東京圏と関西圏に分かれていたため完全な補完関係が成立し、業容が一気に拡大した。

その後、和食の「燦」「響」やイタリアンの「パパミラノ」、パブの「ザ・ローズ&クラウン」など現在までの成長ドライバーの役割を果たす主力業態を次々とローンチしながら現在に至っている。

経営体制の面では、経営のスピードアップを図る狙いから2018年7月1日をもって持株会社体制に移行した。

それに伴い、商号も「株式会社ダイナックホールディングス」へと変更した。

実際の事業は同時に新設した100%子会社の(株)ダイナックが執り行っているが、更なる経営の効率化を目的に2019年4月1日をもって受託ビジネスをダイナックから切り離して新たに(株)ダイナックパートナーズを設立した。

株式市場には、2000年10月に(株)大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現東京取引所JASDAQ)に株式を上場した。

その後2006年11月に東京証券取引所市場第2部に株式を上場した。

サントリーホールディングス(2009年にサントリーから商号変更)の持株比率は61.71%となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)

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