[上海 6日 ロイター] - 中国のアリババ・グループ・ホールディング (N:BABA)は、中国のインターネットサービス会社である網易(ネットイース) (O:NTES)傘下の電子商取引(EC)会社、考拉海購(カオラ)を20億ドルで買収することに合意した。カオラは海外の高級品を扱う通販サイトを展開している。
中国では経済成長の鈍化に伴いネット通販も伸び悩んでいる。こうした中、アリババや京東商城(JDドットコム) (O:JD)などEC大手は、成長の原動力としてニッチ市場に目を向けている。
カオラはネットイースが2015年に設立。中国の富裕層をターゲットに、グッチ (PA:PRTP)や資生堂、バーバリー (L:BRBY)など海外のブランドを提供している。