本日のマザーズ指数は小幅に反落した。
前日の米国市場は、米中通商協議の再開メドが立ったことが引き続き好感されるなか、8月の米ADP雇用統計や同ISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことにより、主要3指数そろって大幅高。
日本株式市場もこれを好感して始まった。
また、1ドル=107円台まで進んだ円安基調も個人投資家のセンチメント改善につながったと思われる。
しかし、昨日の時点ですでに外部環境の好転による上昇分は相当に織り込んでいたようで、本日のマザーズ指数は朝方に小高く始まった後は上値が重かった。
その後は利食い売りに押されるかたちで次第に値を下げていき、結局、前日比で小幅な下落で終わった。
なお、売買代金は概算で575.32億円。
騰落数は、値上がり120銘柄、値下がり159銘柄、変わらず13銘柄となった。
個別では、ここ数日上昇ピッチが速かったホープ (T:6195)が2ケタ台の大幅な下落率をみせ、値下がり率ランキングトップになった。
また、リクルートキャリアの内定辞退率問題により、個人情報管理が厳しくなれば名刺情報登録の煩雑化やシステム改善が必要になりそうだと予想されたSansan (T:4443)が7%超と大きく下げ、本日のマザーズ指数の値下がり寄与トップとなった。
その他では、イオレ (T:2334)をはじめ、Link-U (T:4446)、昨日ストップ高水準まで上昇したITbookHD (T:1447)、インフォネット (T:4444)、リックソフト (T:4429)などが値下がり率上位に並んだ。
一方、フォーライフ (T:3477)はストップ高となり、また、マーベラス (T:7844)と共同で開発しているMMORPG「ログレス」シリーズの最新作「ログレス物語(ストーリーズ)」の配信日が18日に決定し、事前登録を開始したと発表したAiming (T:3911)も16%超と大幅な上昇をみせた。
その他では、ナノキャリア (T:4571)、イトクロ (T:6049)、イーソル (T:4420)、アライドアーキテクツ (T:6081)、くふうカンパニー (T:4399)、識学 (T:7049)などが値上がり率ランキング上位となった。