[北京 9日 ロイター] - 中国の浙江吉利控股集団[GEELY.UL]は、「空飛ぶタクシー」の投入に向け、垂直離着陸の有人・電動エアタクシーを開発するドイツのスタートアップ企業、ボロコプターと提携する。
ボロコプターが9日、明らかにした。また、このほど浙江吉利のほか、ダイムラー (DE:DAIGn)などから5000万ユーロ(5513万ドル)の出資を受けた。ダイムラーは追加出資となる。
出資額の内訳は明らかにしていない。調達した資金は、エアタクシー「VoloCity」の向こう3年以内の商用運用に向けて活用するとしている。
浙江吉利の李書福董事長は声明で、ボロコプターへの投資は、モビリティ・テクノロジーへの転換、幅広い次世代技術への投資、開発への取り組みの一環と説明。提携は、浙江吉利の電動化、新モビリティサービス分野を拡充する意欲的な次のステップとして、ボロコプターのエアタクシーを信頼していることの表れだと述べた。