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前場の日経平均はわずかに下落。米雇用統計を控え後場は様子見姿勢が強まるか

発行済 2019-10-04 11:06
更新済 2019-10-04 11:11
© Reuters.  前場の日経平均はわずかに下落。米雇用統計を控え後場は様子見姿勢が強まるか

前日の米国市場は主要3指数揃って反発した。ISM非製造業購買担当者景気指数が予想以上に悪化し、ダウ平均株価は発表直後は大きく下落したが、200日移動平均線を下回った後、急速に反転した。FOMCでの利下げ期待が急速に高まったことと火曜日の高値から約1300ドルも下がったことからくる自律反発の動きだった。

10時34分時点で米10年債利回りは1.539%、2年債利回りは1.398%まで低下し、ドル/円は106.84円と円高に振れている。株式市場はいったん反発したが、利下げ期待の高まりもあって米国債利回りは低いままだ。もし年内に3度の利下げとなればFRBもさすがに予防的措置とはいえなくなるだろうし、フォワードガイダンスがいつも以上に注目されるかもしれない。

香港ハンセン指数は0.05%安、韓国総合株価指数は0.08%安と総じてアジア株式市場はわずかに下落している。ドル/オフショア人民元は0.01%安、ドル/ウォンは0.19%安。

景気後退懸念の高まりで11月限WTI原油先物は52.63ドルまで低下し、12月限金先物は1オンス1514.25ドルまで上昇している。

日経平均株価は2万1294円と若干の下落。昨日の日経225先物の夜間取引では21040円まで下落し、2万1000円の大台に迫ったが、米国株式市場の反転とともに上昇に転じている。本日の日経平均は午後9時30分に米雇用統計が控えていることもあり、後場は様子見姿勢が強まるだろう。

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