[北京/上海 14日 ロイター] - 中国汽車工業協会(CAAM)が集計した9月の自動車販売台数は前年比5.2%減の227万台だった。9月は販売が盛り上がる月のはずだが、15カ月連続の減少となり、年後半の回復は期待薄となった。
8月は6.9%減。7月は4.3%減。2018年は1990年代以来のマイナスだった。景気減速と米中貿易戦争が自動車市場に影を落としている。
夏が終わると消費が盛り返し、中国自動車業界にとって9月と10月は「金の9月、銀の10月」と呼ばれる書き入れ時となる。
CAAMは以前、年間販売台数は5%減の2668万台と予想しつつ、年後半には販売が回復する見込みを示していた。
CAAMの幹部は「下半期に入って販売は盛り返しているが、予想には届かずペースは鈍い」と述べた。
販売の6割強を占める15の都市や省が中央政府が定めた期限(2020年)よりも早く新たな排ガス規制を導入したことが、自動車の販売、特にガソリン車の販売に打撃を与えているとCAAMやアナリスト、ディーラーなどは指摘する。
プラグイン・ハイブリッド(PHV)や電気自動車、燃料電池車などの新エネルギー車(NEV)も、政府の購入助成縮小の影響で34.2%減少した。8月は15.8%減だった。
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