[ソウル 25日 ロイター] - 韓国国土交通省は25日、米航空大手ボーイング (N:BA)の小型旅客機「737ネクストジェネレーション(NG)」9機の運航を停止したことを明らかにした。検査で修理が必要な亀裂が見つかったため。
同省は42機を検査。亀裂が見つかった9機のうち5機は大韓航空 (KS:003490)機という。
大韓航空の広報担当者によると、同社は737NGを18機保有しており、5機の代わりに他の航空機を運航して対応するという。
737NGは、737シリーズの第3世代版で、現在運航停止となっている737MAXの1つ前のタイプ。737MAXには亀裂の問題は生じていない。
米連邦航空局(FAA)は今月初め、米航空各社に対して165機の737NGの緊急検査を命じていた。
ボーイングは10日、737NGについて世界中の航空会社が810機を検査したところ、38機で亀裂が見つかり、修理と損傷した部品の交換が必要になっていると明らかにしている。