日経平均は5日続伸、連日の年初来高値 半導体関連が堅調

発行済 2019-10-25 16:24
更新済 2019-10-25 16:29
日経平均は5日続伸、連日の年初来高値 半導体関連が堅調

[東京 25日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は5日続伸し、連日の年初来高値となった。前日の米国株式市場ではハイテク企業の好決算でS&P500とナスダックが上昇。強い基調を引き継ぎ、日経平均は朝方から半導体関連株を中心に買いが先行した。前場は一時2万2800円台に上昇したものの、年初来高値を更新した後の警戒感もあり、後場は前日終値近辺で膠着。小幅高で取引を終えた。

市場からは「急速に株価が上昇した後のスピード調整が入っている。アマゾンの業績見通しが予想を下回ったことから、米株先物などが売られている。週末に米中関連の材料が出る可能性もあることから、ポジション調整も入っているだろう」(みずほ証券・投資情報部部長の倉持靖彦氏)との声が出ていた。

TOPIXは4日続伸。東証33業種では、医薬品、精密機器、水産・農林業などが値上がり率上位にランクイン。一方、その他製品、証券業、情報・通信業などは売られた。

個別銘柄では、SUMCO (T:3436)、ルネサスエレクトロニクス (T:6723)、SCREENホールディングス (T:7735)、東京エレクトロン (T:8035)などの半導体関連メーカーが堅調。米インテル (O:INTC)の好決算が投資家心理を上向かせた。インテルはが第3・四半期決算で、売上高と利益が市場予想を上回り、通期の売上高見通しも引き上げ、チップ需要に対する米中貿易戦争の懸念を緩和する材料となった。

エーザイ (T:4523)は3日続伸。米バイオ医薬品のバイオジェン (O:BIIB)と共同治験を行っていたアルツハイマー治療薬「アデュカヌマブ(aducanumab)」について、米食品医薬品局(FDA)の承認取得を目指すと表明したことが引き続き材料視された。

一方、ソフトバンクグループ (T:9984)は4日続落。同社が出資先の米ウィーカンパニーに対する支援策を決めたことを受け、S&Pグローバル・レーティングは同社は24日、積極的な財務方針について「今後も信用力の制約要因になる」との見解を示した。連日ネガティブな材料が多いとの見方から、下げ止まらなかった。

東証1部の騰落数は、値上がり1285銘柄に対し、値下がりが735銘柄、変わらずが135銘柄だった。

日経平均 (N225)

終値      22799.81 +49.21

寄り付き    22753.24

安値/高値   22715.13─22819.92

TOPIX (TOPX)

終値       1648.44 +4.70

寄り付き     1646.42

安値/高値    1641.76─1648.62

東証出来高(万株) 110085

東証売買代金(億円) 20733.88

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