[ベンガルール/ロンドン 6日 ロイター] - カナダの産金大手バリック・ゴールド (TO:ABX) (N:GOLD)が6日発表した第3・四半期決算は、調整後利益が2億6400万ドル(1株当たり0.15ドル)と前年同期の8900万ドル(同0.08ドル)から増加した。1株利益はレフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の0.11ドルを上回った。
金の生産量は前年同期の115万オンスから131万オンスに増えた。
通年の金生産については従来見通しの上限、経費は見通しの下限になると予想した。5カ年計画でバリックは年間510万─560万オンスの生産と、1オンス当たり850─950ドルの生産コストを見込んでいる。
今年の金価格上昇も追い風となり、四半期配当は1株当たり0.05ドルと25%引き上げた。マーク・ブリストー最高経営責任者(CEO)は「わが社は(今回の配当支払いで)配当戦略のベースを引き上げる」とし、この水準の配当を維持すると表明した。
バリックは今年英同業のランドゴールドを買収し、産金世界最大手の米ニューモント・ゴールドコープ (N:NEM)と米ネバダ州で合弁会社を設立した。また傘下に入れたアカシア・マイニングの買収も完了している。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191107T014952+0000