[ロンドン 27日 ロイター] - 資源大手アングロ・アメリカン (L:AAL)は27日、豪クイーンズランド州グローブナー炭鉱の権益の12%を日系パートナーに現金約1億4100万ドルで売却したことを明らかにした。
日系パートナーは日本製鉄 (T:5401)、三井物産 (T:8031)、日鉄物産、神鋼商事 (T:8075)、JFEミネラル。
資源会社は、温室効果ガスの排出に対する懸念から炭鉱の売却に動いている。
グローブナー炭鉱では、製鉄に利用する原料炭を生産。日系パートナーは隣接するモランバノース炭鉱の権益の12%も保有しており、今回の出資比率の統一により、操業効率化や生産量拡大を目指す。
三井物産は「今後も社会の発展に不可欠な資源の持続可能な安定供給に取り組む」と表明。
日本製鉄は「引き続き鉄鋼原料サプライヤーとの関係を強化しつつ、中長期的な原料の安定確保に努めていく」との声明を発表した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191127T094405+0000