[イスタンブール 20日 ロイター] - トルコの国営航空会社ターキッシュ・エアラインズ (IS:THYAO)は、旅客機「737MAX」を巡る不確実性を理由にボーイング (N:BA)を提訴する方向で準備を進めている。通信社デミリョレンが19日夜に伝えた。
737MAXは、インドネシアとエチオピアで墜落事故を起こし346人の死者を出したことを受けて、3月以降運航が停止されている。
同報道について、ターキッシュ・エアラインズはコメントを控えた。同航空は737MAXを24機保有している。同航空の会長は5月、運航停止で生じた損失は補償されると想定していると述べていた。
デミリョレンは、ターキッシュ・エアラインズは737MAXを巡る不確実性と、ボーイングが状況に関し適切な声明を出していないことを理由にボーイングを訴える方針と伝えた。情報源は開示していない。
ボーイングは16日、737MAXの運航再開が年明け以降になる見通しとなったことを受け、同機の生産を来年1月から一時停止すると発表した。