日経平均は続伸。
16日の米国市場でNYダウは267ドル高と4日続伸し、主要株価指数が揃って過去最高値を更新した。
堅調な経済指標や市場予想を上回る企業決算が好感された。
本日の東京市場も米株高の流れを引き継ぎ、さらに台湾積体電路製造(TSMC)の業績・設備投資見通しを受けて半導体関連株に買いが先行。
日経平均は170円高からスタートすると、寄り付き直後に取引時間中の昨年来高値24115.95円(前日比182.82円高)を付けた。
上値では利益確定の売りも出て伸び悩んだが、結局3ケタの上昇で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比108.13円高の24041.26円となった。
終値としては3日ぶりに24000円台を回復した。
東証1部の売買高は10億7935万株、売買代金は2兆0013億円だった。
業種別では、鉄鋼、海運業、輸送用機器が上昇率上位だった。
一方、電気・ガス業、水産・農林業、小売業が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の55%、対して値下がり銘柄は39%となった。
個別では、信越化 (T:4063)など半導体関連株の一角や、米モルガン・スタンレーの決算が好感された三菱UFJ (T:8306)が堅調。
SUBARU (T:7270)やスズキ (T:7269)は4%高となり、自動車株の一角で上げが目立った。
ソフトバンクG (T:9984)、ファーストリテ (T:9983)、トヨタ自 (T:7203)、任天堂 (T:7974)は小幅に上昇。
業績観測が報じられたヤマトHD (T:9064)は悪材料出尽くし感から5%近く上昇した。
また、株式分割実施を発表した三洋貿易 (T:3176)などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、ソニー (T:6758)、東エレク (T:8035)、村田製 (T:6981)が小安い。
半導体関連株でも朝高後は伸び悩む銘柄が多く見られた。
太陽誘電 (T:6976)は3%近く下落し、伊方原発3号機が運転差し止めの仮処分を受けた四国電力 (T:9507)は後場急落。
また、エムアップ (T:3661)などが東証1部下落率上位に顔を出した。