オーハシテクニカ (T:7628)は5日、2020年3月期第3四半期（19年4月-12月）連結決算を発表した。
売上高が前年同期比7.9%減の273.73億円、営業利益が同19.1%減の25.72億円、経常利益が同17.6%減の27.06億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同14.6%減の20.36億円となった。
積極的な事業展開により業績の拡大に取り組んだが、売上高は、国内では主要得意先である商用車メーカーのアジア市場での需要減による減産や特定部品の生産終了、海外では米州、欧州での日系自動車メーカーの販売減による減産と中国市場における受注競争の激化、為替換算の影響により、前年同期比減収となった。
また、営業利益も、各地域での売上減少及び米州における鉄鋼関税引上げを含む原材料費の上昇や、中国及び英国での現地通貨安による仕入コスト上昇の影響もあり、前年同期を下回る業績となった。
日本の売上高は前年同期比8.5%減の153.06億円、セグメント利益は同16.4%減の13.18億円となった。
米州の売上高は前年同期比4.0%減の57.31億円、セグメント利益は同25.6%減の4.87億円となった。
中国の売上高は前年同期比6.7%減の31.45億円、セグメント利益は同19.7%減の3.89億円となった。
アセアンの売上高は前年同期比1.9%減の21.71億円、セグメント利益は同14.2%減の3.13億円となった。
欧州の売上高は前年同期比29.6%減の10.18億円、セグメント損失は0.33億円（前年同期は0.71億円の利益）となった。
2020年3月期通期については、売上高が前期比8.8%減の360.00億円、営業利益が同19.1%減の33.00億円、経常利益が同17.8%減の34.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同18.8%減の24.00億円とする19年11月6日に修正した業績予想を据え置いている。