[パリ 6日 ロイター] - 欧州航空機大手エアバス (PA:AIR) (DE:AIRG)は6日、1月の受注が少なくとも過去15年で最大の伸びを示したことを明らかにした。数カ月間交渉中だった大規模リース契約が発注となり、31機を納入したことなどが奏功した。
1月の受注は296機。これには、最近合意したエアリース (N:AL)からの102機、格安航空会社スピリット航空 (N:SAVE)の100機が含まれている。キャンセル後の純受注は274機。
エアバスは6日、新型コロナウイルスの感染拡大で中国の組み立て工場からの納品が滞っていると説明した。同社は、感染拡大が供給網と物流に及ぼす影響を懸念、他の国内企業とともに春節の休業期間を延長した。
同社は来週に各目標を公表する。業界アナリストらは、米ボーイングが737MAX機の運行停止で苦戦していることから、新型コロナウイルス危機が悪化しなければ、エアバスは2020年に少なくとも900機と過去最高の納入も望めるとみている。