（ブルームバーグ）： トランプ米大統領は18日、国家安全保障という「口実」の使い過ぎで米企業の中国との貿易を制限するのは望ましくないとの考えを示し、米ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）製ジェットエンジンの中国への販売を阻止しようとする政権内の動きに待ったをかけた。
トランプ氏は同日のツイートで、「われわれとのビジネスを不可能にさせるようなことは望まない」とし、「注文がどこか他にいくことになるだけだ」と付け加えた。
トランプ氏のツイートは、米政権内の対中強硬派を珍しく公に批判した格好だ。一部の対中強硬派は、中国へのテクノロジー輸出に関する規制の厳格化を求めている。
事情に詳しい関係者３人によれば、米政権高官らはＧＥと仏サフランとの合弁会社が製造するジェットエンジンの対中輸出を阻止するかどうか２月中に決定する見込み。
米政府は米国と海外のサプライヤーによる中国の通信機器メーカー、華為技術（ファーウェイ）への輸出管理規則の適用拡大も検討している。
トランプ氏は18日、記者団に対し、国家安全保障の意味を履き違えて使用していることへの懸念を表明。「ファーウェイに対しては極めて厳しい姿勢で臨んできたが、だからと言って誰にでも厳しくしなくてはならないというわけではない。われわれは世界のナンバーワンであり、この素晴らしい技術を全て販売できるようにしたい」と述べた。
原題：Trump Rebukes His Hardliners, Blocks Curbs on China Sales (1)（抜粋）
(５段落目以降にファーウェイに関連した発言を加えて更新します)
--取材協力：Bill Faries.
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