
[シンガポール 21日 ロイター] - シンガポールの大手銀オーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC) (SI:OCBC)は21日、市場予想を上回る10─12月期決算を発表した。ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)の決算は小幅増益だった。しかし両行はいずれも、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて先行きについて慎重な見通しを示した。
新型肺炎の拡大は金融市場を揺るがし、経済成長への影響が懸念されている。
OCBCがこの日発表した2019年10─12月期決算は純利益が34%増加して12億4000万シンガポールドル(8億8527万米ドル)となった。純金利マージンの改善が寄与した。リフィニティブがまとめたアナリスト5人の予想平均は11億3000万シンガポールドルだった。
OCBCのサミュエル・ツェン最高経営責任者(CEO)は発表文書で「今後、世界経済の見通しは当初の想定よりも悪化すると予想される」と述べ、昨年3%だった融資の伸びは、今年は低水準にとどまる公算が大きいとの見方を示した。
シンガポール政府は17日、2020年の経済成長率見通しを従来の0.5─2.5%からマイナス0.5─プラス1.5%に引き下げた。新型肺炎拡大の悪影響を見込んでおり、今年リセッション(景気後退)に陥る可能性が強まっている。
一方、UOBが発表した第4・四半期決算は純利益が10%増え、市場予想と一致した。
UOBのウィー・イ・チョンCEOは「拡大しているCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響も含め、今後より厳しい時期が来ることを示すサインが多く見られる」と語った。
DBSグループ・ホールディングス (SI:DBSM)が先週発表した第4・四半期決算は市場予想を上回る14%増益となったものの、ピユシュ・グプタ最高経営責任者CEOは今夏までに新型ウイルスが封じ込められるとの前提で、通年の収入を約1─2%押し下げるとの見通しを示した。
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