[ニューヨーク 14日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)のアナリストらは、米連邦準備理事会(FRB)が15日夜にもコマーシャル・ペーパー(CP)市場の流動性支援に向けた措置を発表する可能性があるとの見方を示した。
バンカメのアナリストらはリポートで、FRBが発行体から直接CPを買い取るコマーシャルペーパー・ファンディング・ファシリティー(CPFF)と、FRBがディーラーからCPを買い取るコマーシャルペーパー・ディーラー・パーチェス・ファシリティー(CPDPF)を発表すると予想した。FRBは2008年にCPFFを導入した経緯がある。
アナリストらはこれらの措置について、今後数日間に生じる可能性のある短期金融市場からの大量の資金流出を和らげることが狙いになると指摘した。
また「プライムMMF(マネー・マーケット・ファンド)からの資金流出が迫っているとみられ、ファンドはそれに伴いCP売却を通じて資金を調達する必要性が生じると予想されることから、FRBが15日夜にこれらの措置を打ち出すことが不可欠だ」との見方を示した。
FRBのコメントは得られていない。
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