アンジェス (T:4563)は13日、大阪大学と共同開発する新型コロナウイルス(COVID-19)向けワクチンに関して、細胞内へ薬剤を送達する新規投与デバイス技術で、ダイセル (T:4202)が参画することを発表した。
投与の際に新規投与デバイス「アクトランザラボ」を使用することにより、遺伝子発現効率を上げることでDNAワクチンの抗体産生力を上げることが可能となり、より有効性の高いワクチンの開発が可能となる。
これにより、同社と大阪大学による共同開発に加え、ダイセルの新規投与デバイスを用いた薬剤送達技術での抗体産生力の増強、プラスミドDNAの製造技術と製造設備を有するタカラバイオ (T:4974)の製造と、開発から製造までの一貫したプロセスで、6か月以内の出来る限り早い時期の臨床試験開始を目指すとしている。