[17日 ロイター] - 米石油サービス大手、シュルンベルジェ (N:SLB)が17日発表した第1・四半期決算は赤字に転落した。85億ドルに上る費用計上が響いた。
サウジアラビアとロシアの価格競争を受け、原油価格は3月に60%暴落。エクソンモービル (N:XOM)など、シュルンベルジェの顧客企業は30%超の支出削減などを実施。シュルンベルジェは今年の投資額が世界で約20%、北米で40%縮小するとみている。
85億ドルの費用計上の大半が石油事業資産の減損。約13億ドルは一般消費者向け事業関連の過去の投資によるものだった。
第1・四半期の損失は73億8000万ドル(1株当たり5.32ドル)。前年同期は4億2100万ドル(同0.30ドル)の黒字だった。
北米事業の売上高は前期比7%減の23億ドル。
費用などを除く損益は1株当たり0.25ドル。リフィニティブのアナリスト予想平均を0.01ドル上回った。