日経平均は反落。
23日の米国市場でNYダウは小幅に続伸し、39ドル高となった。
原油先物相場が大きく値を戻したことが好感される一方、経済指標の悪化や新型コロナウイルス治療薬の治験失敗が失望されて失速。
時間外取引では半導体のインテルが決算を受けて大きく値下がりした。
本日の日経平均はこうした流れから97円安でスタートすると、薄商いのなかで軟調もみ合いとなった。
後場に入ると中国・上海株の下落などとともに弱含み、19175.38円(前日比254.06円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前日比167.44円安の19262.00円となった。
東証1部の売買高は13億2710万株、売買代金は2兆0733億円だった。
業種別では、空運業、証券、電気・ガス業が下落率上位だった。
一方、石油・石炭製品、保険業、医薬品が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の55%、対して値上がり銘柄は41%となった。
個別では、ソフトバンクG (T:9984)、三菱UFJ (T:8306)、ファーストリテ (T:9983)などが軟調で、トヨタ自 (T:7203)は小安い。
東エレク (T:8035)が3%の下落となるなど、インテルの決算を受けて半導体関連株が売られた。
国内でも主要企業の決算発表がスタートし、キヤノン (T:7751)などは売り優勢で、ディスコ (T:6146)は5%近い下落。
また、レッグス (T:4286)などが東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、中外薬 (T:4519)などは決算が好感され、オムロン (T:6645)やオービック (T:4684)は大きく値を上げた。
武田薬 (T:4502)は後場に一部報道を受けて上げ幅拡大。
その他、売買代金上位では任天堂 (T:7974)や富士フイルム (T:4901)が小じっかり。
また、ネットワン (T:7518)は商いを伴って急伸し、有機薬 (T:4531)やクボテック (T:7709)とともに東証1部上昇率上位に顔を出した。