[6日 ロイター] - カナダの産金大手バリック・ゴールド (TO:ABX) (N:GOLD)が6日発表した第1・四半期決算は、金価格の上昇を背景に約55%の増益となった。
新型コロナウイルス感染拡大で世界経済の先行き不安が広がり、安全資産としての金への資金シフトが進んでいる。金価格
同社のマーク・ブリストウ最高経営責任者(CEO)はこれまでに、銅生産事業へのエクスポージャーを高める意向を示していたが、この日、銅と金価格を相対的にみた場合に銅生産事業へのエクスポージャー拡大は非常に魅力的になっていると説明した。
第1・四半期の一時項目を除いた1株当たり利益は0.16ドルで、アナリスト予想と一致した。
四半期配当は1株当たり0.07ドルを維持した。
今年度の金生産見通しは、従来の480万─520万オンスから、460万─500万オンスに引き下げた。
2020年の設備投資は、従来予想を維持。ただ、予想レンジ(16億─19億ドル)の下限近くになるとの見方を示した。