本日のマザーズ市場では、前日にマザーズ指数が大きく上昇した反動で朝方から利益確定の売りが出た。
ただ、アンジェス (T:4563)が一部報道を受けて賑わったことから、前場のマザーズ指数はプラス圏で推移。
後場に入るとアンジェスが失速したタイミングでマイナスに転じ、他のマザーズ主力株も下げ幅を広げた。
日経平均が節目の21000円台を回復したことで、個人投資家の物色が主力大型株や日経レバETF (T:1570)に向かったとみられる。
なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で3288.68億円と今年一番の大商い。
騰落数は、値上がり113銘柄、値下がり202銘柄、変わらず5銘柄となった。
個別では、直近で株価が大きく上昇していたMDNT (T:2370)やメドピア (T:6095)が急反落し、マザーズ下落率上位にランクイン。
前日に決算発表したイノベーション (T:3970)も買い一巡後に急落した。
時価総額上位ではメルカリ (T:4385)、ラクス (T:3923)などが軟調で、フリー (T:4478)は小幅に下げた。
一方、前述のアンジェスが全市場で売買代金トップ。
後場に一時マイナスへ転じたが、終値では10%超の上昇となった。
7月にも新型コロナウイルスワクチンの臨床試験を始めると報じられている。
その他売買代金上位ではTKP (T:3479)やBASE (T:4477)が堅調で、PSS (T:7707)は大幅反発。
また、247 (T:7074)などは営業再開を受けてストップ高を付けた。