本日のマザーズ市場では、従前まで相場をけん引してきた銘柄を中心に利益確定の売りが先行した。
日米で長期金利が上昇基調にあり、金融株を中心としたバリュー(割安)株が選好されるとともに、割高感が強まったグロース(成長)株に売りが出たようだ。
ただ、引けにかけてSOSEI (T:4565)が急伸し、マザーズ指数もプラス圏に浮上した。
なお、マザーズ指数は3日ぶり反発、売買代金は概算で1922.42億円。
騰落数は、値上がり209銘柄、値下がり107銘柄、変わらず5銘柄となった。
個別では、前述のSOSEIが6%超の上昇。
後場にぜんそく薬の臨床試験結果を公表し、一時13%超高まで急伸した。
その他売買代金上位ではサイバーセキュリ (T:4493)やPSS (T:7707)が大幅高。
PSSなどは出入国緩和に際しPCR検査を求めることを検討との報道が買い材料視されたようだ。
時価総額上位ではフリー (T:4478)が小幅に上昇。
また、サンワカンパ (T:3187)が上昇率トップとなり、GMOTECH (T:6026)はストップ高水準で取引を終えた。
一方、時価総額上位ではメルカリ (T:4385)やアンジェス (T:4563)、売買代金上位ではFRONTEO (T:2158)やオンコリス (T:4588)が軟調。
また、アーキテクツSJ (T:6085)などが下落率上位に顔を出した。