[2日 ロイター] - ブルームバーグニュースは2日、米ボーイング (N:BA)が「ジャンボ」として知られた大型機「747」の生産を打ち切ると報じた。
747型機は1970年代に海外旅行の拡大に寄与したが、その後は後継機への交代が進んだ。
ブルームバーグによると、約2年後に、最後の「747─8」がシアトル周辺の工場から出荷されるという。
ロイターの取材に対し、ボーイングの広報担当者はブルームバーグの報道を確認せず「顧客との既存の契約を履行するためには、1カ月当たり0.5機の生産ペースで今後2年以上の生産期間がある」とコメント。「健全な生産ラインを維持し、顧客のニーズに対応するため、引き続き適切な判断をする」と述べた。
ボーイングは2016年、受注減少や価格面の問題で747型機の生産を中止する可能性があると明らかにしていた。
ただ、ネット通販の普及を受けた貨物市場の活況で、米UPS (N:UPS)などから貨物機としての需要がある。