[6日 ロイター] - 住宅用太陽エネルギーシステムの設計などを手掛ける米サンラン (O:RUN)は6日、同業の米ビビント・ソーラー (N:VSLR)を全額株式交換方式により買収すると発表した。買収金額は約14億6000万ドル。
ビビント・ソーラーの株主は1株につきサンラン株0.55株を受け取る。ビビント・ソーラー株の6日の終値に10.4%のプレミアムを上乗せした価格となっている。
両社の取締役会は全会一致でこの買収を承認。負債を加味した買収総額は32億ドルとなる。
合併は2020年第4・四半期に完了する予定で、年間約9000万ドルのコスト削減が可能となる見通し。
サンランはこの買収により、米電気自動車(EV)メーカー、テスラ (O:TSLA)傘下のソーラーシティーとの競合に向け体力を増強する。
リフィニティブのデータによると、ビビント・ソーラー株の55.84%を保有するのはプライベートエクイティ(PE)最大手の米ブラックストーン・グループ (N:BX)。ブラックストーンは2012年、ビビント・ソーラー親会社のビビント社を20億ドル超で買収した。
サンランのアドバイザーはクレディスイス、ビビント・ソーラーのアドバイザーはモルガン・スタンレーとバンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズが務めた。
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