[フランクフルト 23日 ロイター] - ドイツの自動車大手ダイムラー (DE:DAIGn)が発表した第2・四半期決算は、営業損益が16億8000万ユーロ(19億ドル)の赤字となった。ダイムラーはメルセデスベンツ・カーズ・バン部門について、販売回復に伴い2020年通期の営業利益が前年を上回るとの見通しを示した。
グループ全体の通期営業利益は前年から減少すると予想した。
ダイムラーは先週、コスト削減策として、米国とメキシコでのメルセデスベンツのセダンの生産を停止すると発表していた。
ウィルヘルム最高財務責任者(CFO)は、長期的にコスト構造を変革する必要があると述べた。
一連の経費削減策は、メルセデスベンツ・カーズ・バン部門や商用車部門などで新型コロナウイルスの影響緩和に寄与したという。
ケレニウス最高経営責任者(CEO)は、メルセデスベンツ部門の収益向上に向け、高価格部門を強化する方針を示した。
ケレニウス氏は決算発表後の会見で、メルセデスベンツ部門の高価格帯が非常に伸びていると述べた。