[14日 ロイター] - 著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米バークシャー・ハザウェイ (N:BRKa)は、第2・四半期にウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ) (N:WFC)やJPモルガン・チェース (N:JPM)など米大手行の株式を一部売却したほか、米ゴールドマン・サックス・グループ (N:GS)の株式をすべて売却した。
6月末時点の米上場企業への投資に関する当局への提出文書で14日分かった。
届け出によると、バークシャーは新たにカナダ産金大手バリック・ゴールド (TO:ABX)の株式2090万株、5億6360万ドル相当を取得した。
バリック株はこのところの金価格上昇の恩恵を受けており、バークシャーの発表後には株価が時間外取引で3.2%上昇した。バリックはコメント要請に応じていない。
バークシャーは第2・四半期にWファーゴ株の保有を26%減らし、2億3760万株とした。同社は2018年以降、不祥事に揺れるWファーゴの株式の保有を半分以下に減らしてきた。
バークシャーはまた、JPモルガン株の保有を62%減らして2220万株としたほか、保有していたゴールドマン株190万株を全て売却した。
一方、いくつかの銀行への投資は続け、バンク・オブ・アメリカ (N:BAC)にはここ1カ月で20億ドル以上を投じ、11.9%の株式を保有している。
このほか、バーガーキングなどの親会社であるトロント拠点のレストラン・ブランズ・インターナショナル (TO:QSR)への投資からは撤退した。