[ジンデルフィンゲン(ドイツ) 2日 ロイター] - ドイツ自動車大手ダイムラー (DE:DAIGn)のオーラ・ケレニウス最高経営責任者(CEO)は、メルセデス・ベンツ部門の乗用車販売は新型コロナウイルス危機による急激な落ち込み後、安定を取り戻したと述べた。
「需要は安定化した。中国ではV字回復を果たした。欧州と北米はV字回復ではないが、急激な落ち込みから回復した」とした。旗艦車種「Sモデル」の新モデルを発表するイベントで記者団に語った。
同社がコスト削減と損益分岐点の引き下げに取り組む中、新モデルは収益に「大きく貢献」する見通しだとした。
「われわれは競合社に比べて高級車という立ち位置で、決して小さくはない優位性があり、これを今後も維持できる見通しだ」とした。