[香港 5日 ロイター] - 中国電子商取引大手アリババ・グループ (N:BABA) (HK:9988)傘下の金融会社アント・グループが計画する最大300億ドル規模の新規株式公開(IPO)で、米ゴールドマン・サックス (N:GS)が香港市場上場についての共同リードマネジャーを務める。複数の関係筋の話で分かった。
アントは香港取引所と上海証券取引所の中国版ナスダック「科創板」に同時に上場する計画。関係筋によると、IPOは早ければ10月にも実施され、世界最大規模になる可能性がある。[nL4N2FZ2A4][nL4N2FS0OQ][nL4N2FR321]
ゴールドマン、アントともコメントを控えた。
ゴールドマンはアリババが129億ドルを調達した香港市場重複上場の際に共同リードマネジャーを務めている。
アントの香港市場IPOは、中国国際金融(CICC) (HK:3908)、シティグループ (N:C)、JPモルガン・チェース (N:JPM)、モルガン・スタンレー (N:MS)がスポンサー、クレディ・スイス (S:CSGN)が共同グローバルコーディネーターを務めている。
アントの調達額が予想上限の300億ドルとなれば、昨年12月に上場したサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ (SE:2222)の調達額である294億ドルを上回り、過去最高となる。