本日のマザーズ指数は、米ナスダックが反落したことや、マザーズ先物のナイトセッションが軟調に推移した流れを引き継ぎマイナスでスタートした。
寄り付き後も直近上昇した時価総額上位のメルカリ (T:4385)やサンバイオ (T:4592)などが利食い売りに押されたことで軟調な展開が続き、一時は14.86ptまで下げ幅を拡大する場面があった。
しかし、時価総額上位のBASE (T:4477)やアンジェス (T:4563)などが大幅上昇したことが相場を押し上げ、マザーズ指数は下げ幅を縮小して取引を終了した。
なお、デジタル庁創設や菅総理がデジタル化を全閣僚で推進するよう指示したことが市場に伝わり、時価総額上位のAI inside (T:4488)やフリー (T:4478)など電子化関連銘柄が堅調に推移したことも指数の下げ止まりの要因となった。
そのほか、値下がりランキング中位には直近IPO銘柄の下げが目立っている。
マザーズ指数は反落、売買代金は概算で2292.29億円。
騰落数は、値上がり117銘柄、値下がり202銘柄、変わらず6銘柄となった。
個別では、21年3月通期予想で営業利益を1.70~2.10億円から2.70億円に上方修正を発表したイノベーション (T:3970)はストップ高となった。
また、Bioanalytical Systems, Inc. DBA Inotivとの業務提携契約締結を発表したフェニックスバイオ (T:6190)はストップ高となった。
また、特段の材料は無いもののアンジェスが25日線を超え6%を超える上昇となった。
そのほか、ソフトマックス (T:3671)、ブティックス (T:9272)、リグアが高い。
一方、気象庁の天気予報サイトの広告が1日で停止となったことでの思惑からALiNKインターネット (T:7077)が7%を超える下げとなった。
また、菅総理の就任後は不妊治療に関しての報道が下火となったことでセルソース (T:4880)が6%を超える下げとなり、昨日の急騰の反動でステムリム (T:4599)が11%を超える下げとなった。