(T:2267) ヤクルト 5480 -420大幅反落。
仏食品大手ダノンが保有する全株式6.61%を売却すると発表している。
財務基盤の強化につなげるためで、売却額は600億円規模になる見込みのようだ。
ダノンは2000年に株式を取得し、一時は21%強を保有する筆頭株主となっていた。
将来的な売却の方向性は想定されていたとみられるほか、戦略的な提携は継続していくとされているが、短期的な需給懸念が先行する形のようだ。
(T:3844) コムチュア 2973 +266大幅続伸。
大和証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も1750円から3100円に引き上げている。
クラウドインテグレータの潜在成長力を評価しているもよう。
第3四半期より高成長路線に回帰し、22年3月期営業利益は従来予想の35.5億円から39億円にまで引き上げているようだ。
不採算案件解消など収益率の向上もあって、同業他社比でも高めの収益成長を期待としている。
(T:2695) くら寿司 6310 +400大幅反発。
SMBC日興証券では投資判断を新規に「1」、目標株価を7900円としている。
テイクアウト・デリバリーへの適性、積極的な出店政策、容易な海外展開など、コロナをむしろ追い風にできる3要素をすべて満たしていると評価。
相対的な割安感も投資妙味につながるほか、9年ぶりの決算説明会開催などIR体制の変化もポジティブ視しているようだ。
(T:8289) オリンピックG 1244 +205大幅反発。
未定としていた業績予想を前日に公表している。
上半期営業利益は32億円で前年同期比9.8倍、通期では46億円で同6.8倍としている。
巣ごもり需要や衛生関連商品、内食・中食需要を想定以上に取り込むことができているもよう。
第1四半期の大幅増益決算から好業績期待は高かったものの、順調な収益拡大基調の継続が確認されたことで、高い業績変化率を評価する動きが改めて強まっている。
(T:9972) アルテック 307 +32大幅続伸。
前日に第3四半期決算を発表、累計営業益は3.7億円で前年同期比20.5%増益となった。
上半期は2.3億円で同8.6%増だったため、増益率は拡大した。
また、発行済み株式数の1.29%に当たる20万株を上限とした自社株買いの実施も発表、取得期間は10月7日から11月30日までとした。
7月から8月にかけて自社株買いを実施したばかりであり、需給期待に加えて株主還元意欲の強さなども評価された。
(T:3396) フェリシモ 1530 +74大幅反発。
前日に上半期の決算を発表、営業利益は9.2億円で前年同期比4.7倍と急拡大、在宅時間が増加する中で顧客数が計画以上に増加、ファッション雑貨や雑貨商品の売上が好調に推移している。
9月30日に通期予想とともに上方修正した数値であり、サプライズは乏しいものの、依然として株価の割安感も強いなかで、保守的な下期想定上振れへの期待があらためて高まっている。
(T:4430) 東海ソフト 1259 -137大幅反落。
前日に発表の第1四半期決算がネガティブ視されている。
営業利益は0.4億円で前年同期比64.4%減と大幅減益、通期予想の5.2億円、前期比1.6%増に対して低調スタートとなっている。
車載組み込み関連開発の開発計画の見直し・変更が発生したことで、組込み関連事業の収益が落ち込んだ。
相対的に業績懸念が乏しいセクターともみられていたことで、想定外の大幅減益決算とも捉えられているようだ。
(T:6707) サンケン電 2835 +222大幅続伸。
連結子会社である米Allegro MicroSystemsが、株式公開のための登録届出書をSECに提出したと発表している。
Allegro社は13年3月に設立した企業で、現在67.2%の株式を同社が保有している。
連結売上高の40%以上を占めており、同社連結収益に占める割合も大きい。
株式上場に伴う含み益の拡大期待は高いようだ。
(T:2440) ぐるなび 875 +72大幅反発。
9月15日の戻り高値を更新している。
新型コロナウイルス感染症予防対応の多言語動画制作サービスを開始したと発表している。
これは、各店が取り組む新型コロナ予防対応を動画に編集するサービスであり、日英併記の字幕を挿入することで、訪日外国人にも対応するものとなっている。
潜在的なニーズの取り込みが期待されるほか、顧客の囲い込みにもつながっていくとの見方に。