[15日 ロイター] - 米アルファベット (O:GOOGL)傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」は15日、ヘイトスピーチや嫌がらせに関する指針を拡充し、「Qアノン(QAnon)」や「ピザゲート」などの陰謀論に関連するコンテンツを禁止すると発表した。
個人のほか、宗教・民族などの団体を標的とするコンテンツが対象となる。
2019年6月にヘイトスピーチに関する指針を刷新して以降、数万件に上るQアノンに関連する動画や数百件のQアノン関連チャンネルを削除したという。
フェイスブック (O:FB)やツイッター (N:TWTR)も同様の措置を講じている。フェイスブックは先週、Qアノンを危険と認定し、同集団を代表するグループやページ、インスタグラム上のアカウントの削除を開始した。
Qアノンは陰謀論の展開で知られ、トランプ大統領が民主党有力者やハリウッドのセレブを含む小児性愛者の巨大な犯罪ネットワークの取り締まりを秘密裏に主導していると主張する。米連邦捜査局(FBI)によって、国内のテロの発生源になり得ると認定されている。