[ソウル 16日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズ (N:UBER)は16日、韓国のSKテレコム (KS:017670)との共同事業および提携に向け、1億5000万ドル超出資すると発表した。
韓国の配車サービス市場は、国内のゲーム開発会社カカオゲームズ (KS:035720)傘下部門がほぼ独占しており、ウーバーは現在、高級車配車サービスと登録制配車サービスを提供している。
SKテレコムは、衛星ナビゲーションやタクシー配車サービスなどを含むモビリティサービス部門を分離し、新会社Tマップ・モビリティを立ち上げ、ウーバーは5000万ドル直接投資するほか、共同事業へ1億ドル出資する。
共同事業は、規制当局の承認を経て2021年上期に事業を開始する計画。共同事業では、Tマップ・モビリティの運転手ネットワークおよびマッピング技術を、ウーバーの配車技術や世界的な事業展開における専門性を統合する。
共同事業への出資比率は、ウーバーが51%、SKテレコムが49%。
SKテレコムは、現在約1兆ウォン(8億7330万ドル)のTマップ・モビリティの価値が2025年までに4兆5000億ウォンに拡大すると見込む。11月26日の株主総会で採決する予定。