日経平均は続落。
15日の米国市場でNYダウは小幅に3日続落し、19ドル安となった。
欧州を中心に新型コロナウイルス感染者が再拡大していることが懸念される一方、トランプ大統領が追加経済対策で譲歩する姿勢を示し、与野党合意への期待が再燃した。
本日の日経平均も28円安と小安くスタートすると、値がさのファーストリテ (T:9983)が決算を受けて買われたことなどから、小高い水準で前場を折り返した。
しかし、後場は日銀による上場投資信託(ETF)買い実施への期待が後退し、週末を前にした手仕舞い売りが優勢となった。
大引けの日経平均は前日比96.60円安の23410.63円となった。
東証1部の売買高は9億1758万株、売買代金は1兆8586億円だった。
業種別では、陸運業、鉱業、不動産業が下落率上位で、その他も全般軟調。
上昇したのは証券と鉄鋼の2業種のみだった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の75%、対して値上がり銘柄は22%となった。
個別では、ソニー (T:6758)、任天堂 (T:7974)、トヨタ自 (T:7203)、東エレク (T:8035)などがさえない。
GMO−GS (T:3788)など直近賑わっていた中小型株の一角は利益確定売りがかさんだ。
ドトル日レス (T:3087)は業績下方修正が嫌気されて急落し、クリレスHD (T:3387)やサイゼリヤ (T:7581)といった外食関連株も軟調ぶりが目立った。
また、理ビタミン (T:4526)やヨシムラフード (T:2884)はストップ安水準で取引を終えた。
一方、前述のファーストリテが4%を超える上昇となり、1銘柄で日経平均を約108円押し上げた。
今期業績は急反発し、最高益を更新する見通しだ。
前日の事業説明会の内容が好感された富士フイルム (T:4901)は2%超の上昇。
ソフトバンクG (T:9984)やソフトバンク (T:9434)は小幅高となった。
決算発表銘柄ではベイカレント (T:6532)などが急伸し、パソナ (T:2168)は買い気配のままストップ高比例配分となった。
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