日経平均は3日ぶり反発。
16日の米国市場でNYダウは4日ぶりに反発し、112ドル高となった。
9月小売売上高や10月ミシガン大学消費者信頼感指数の予想以上の改善が好感された。
また、追加経済対策を巡る協議進展への期待から時間外取引でもNYダウ先物が上昇し、週明けの日経平均はこうした流れを引き継いで133円高からスタート。
その後も薄商いのなか株価指数先物に買いが入って上げ幅を拡大し、後場には23707.16円(前週末比296.53円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前週末比260.50円高の23671.13円となった。
東証1部の売買高は8億6259万株、売買代金は1兆6853億円と8月26日以来の低水準だった。
業種別では、全33業種がプラスとなり、海運業、ゴム製品、鉄鋼、非鉄金属、不動産業が上昇率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の83%、対して値下がり銘柄は14%となった。
個別では、売買代金トップのソフトバンクG (T:9984)が3%超の上昇。
出資する中国アリババ集団傘下の金融会社が中国当局から新規株式公開(IPO)の承認を受けたと報じられている。
米アップルが発売予定のヘッドマウントディスプレーに部品採用と報じられたソニー (T:6758)は2%の上昇。
ファナック (T:6954)も堅調ぶりが目立った。
その他売買代金上位では任天堂 (T:7974)やトヨタ自 (T:7203)がしっかり。
中小型株ではセラク (T:6199)が商いを伴って大幅続伸した。
ジンズメイト (T:7448)やSKジャパン (T:7608)は映画「鬼滅の刃」の賑わいから関連銘柄として買われ、ストップ高を付けた。
一方、富士フイルム (T:4901)が反落し、ファーストリテ (T:9983)やソフトバンク (T:9434)は小安い。
業績上方修正を発表した富士通ゼ (T:6755)は材料出尽くし感から売られ、下方修正の戸田建 (T:1860)は4%近く下げた。
また、サイバリンクス (T:3683)などが東証1部下落率上位に顔を出した。