[ブリュッセル/ミラノ 26日 ロイター] - 自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA) (MI:FCHA)と「プジョー」を傘下に持つPSA (PA:PEUP)の合併計画に欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会の承認が下りる見通しとなった。事情に詳しい関係筋が明らかにした。
欧州委の承認が得られれば、正式に世界4位の自動車メーカー「ステランティス」が誕生する。
関係筋によると、競争上の懸念を払しょくするため、PSAはトヨタ自動車 (T:7203)との協力関係を強化し、小型バンの増産と値下げを提案。また自社のディーラーに、他社製自動車の修理を認める方針も示したという。
当局の正式な回答期限は来年2月2日だが、年内に結論が出る可能性もあるとみられている。
欧州委とPSAからのコメントは得られていない。FCAはコメントを控えた。
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