[ヒューストン 28日 ロイター] - 米石油大手エクソン・モービル (N:XOM)は28日、第4・四半期の配当額が前期と同水準の1株当たり0.87ドルになると発表した。
高配当で知られるエクソンだが、2020年は1982年以降で初めて配当を引き上げなかった年となる可能性がある。
今年に入りエクソンは大規模なコストおよび人員削減を行うと明らかにしており、30日にも発表されるとみられる。同社はコスト削減により高配当の維持が可能と判断している可能性がある。
1株当たり3.48ドルで計算するとエクソンの配当利回りは10.6%でかなり高水準。
同社は今年初めての2四半期連続の赤字を計上した。リフィニティブデータによると、資産売却や評価損を除いたベースで通年収益は20億ドルの赤字になる見通し。30日には第3・四半期決算を発表する。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20201029T011025+0000