三栄コーポレーション (T:8119)は10月30日、2021年3月期第2四半期(20年4月-9月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比31.8%減の142.76億円、営業損失が8.10億円(前年同期は6.27億円の利益)、経常損失が7.51億円(同6.56億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が7.94億円(同2.05億円の利益)となった。
家具家庭用品事業の売上高は前年同期比22.9%減の71.77億円、セグメント利益は同3.03億円減の2.30億円となった。
OEM事業では、国内外ともにコロナ禍での出荷減により大きく減少となった。
一方、ブランド事業は、「MINT(ミント)」などの家具・インテリアのネットショップの売り上げが、巣ごもり需要により好調に推移し、前年同期比で大きく伸長した。
服飾雑貨事業の売上高は前年同期比48.2%減の39.10億円、セグメント損失は7.30億円(前年同期は2.71億円の利益)となった。
OEM事業では、コロナ禍でトラベル商材の需要が大きく落ち込んだことなどにより、国内外ともに大幅な売上減少となった。
ブランド事業は、ドイツのコンフォートシューズブランド「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」等を販売するベネクシーおよびベルギーのプレミアム・カジュアルバッグブランド「Kipling(キプリング)」を販売するL&Sコーポレーションの売り上げが、緊急事態宣言下の店舗営業自粛の影響により、大きく減少した。
家電事業の売上高は前年同期比29.3%減の21.18億円、セグメント損失は0.17億円(前年同期は2.04億円の利益)となった。
OEM事業では、国内外ともにコロナ禍での出荷減が響き、大きく減少となった。
ブランド事業は、理美容家電・調理家電などを取扱うゼリックコーポレーションの売り上げが、巣ごもり需要により調理家電が堅調に推移したこともあり、前年同期比で増加した。
2021年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比24.8%減の310.00億円、営業損失が15.00億円、経常損失が15.00億円、親会社株主に帰属する当期純損失が16.00億円とする期初計画を据え置いている。